2014年6月18日水曜日

傾聴という姿勢


先日「聴くという支援」というタイトルでブログヲアップしました。

最近の、講演や講義、ワークショップのタイトルでよく使っているのですが、

はたして「傾聴」というのはどういったことでしょうか?


相手の声・ことばに耳を傾ける。

耳を澄ます。

といったことになるのでしょうか?


耳を澄ますのは物理的な音や声だけでしょうか?


声にならない、心の中の思いや感情、

その辺りのことまでを知りたいという

こちら側の思い。


以前、カウンセリングの師匠に

カウンセラーがクライアントに向き合う姿勢について尋ねたときに

このようにお答えになられました。

「稲松さんの体中の細胞一つ一つ、髪の毛一本一本がすべてクライアントの方に向いているか。ということでしょう」

私は。訊いたことを後悔しました。

とてもできそうにないですから!


その後すぐに師匠は、

「私も、そういう風なことになったことは一度もない」

とおっしゃいました。


要するにそのような意識を持ってクライアントに向き合うこと。

それが大切なのだと思います。

そして、いつも言いますが、

そのことを上手にではなく、丁寧に行おうとすることが大切なんだと思います。

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