2012年10月10日水曜日

ある意味、奇跡を起こす。


今日は、
姫路のグループホーム連絡会さんの研修でした。

グループホームの利用者が
重度化していることで、
本来グループホームが果たす
「認知症高齢者の共同生活による自立支援」
ということが困難になってきている木はしますが、
現場のスタッフの皆さんが
日々、利用者と向き合い、
真剣に「その人らしさ」に近づけようと
取り組んでいらっしゃるのが伝わってくる研修でした。

「その人らしさ」や「望む暮らし」を考えると
「どこに住むか」「誰と住むか」は大きな問題です。
通常、「自宅」で「家族」と、が想定されますが、
グループホームはそうではない。ということであれば、
やはり「施設」です。

しかし、特別養護老人ホームもそうですが、
「ホーム」というのだから「住むところ」であり、
「共に暮らす(時間を共にする)人」が必要です。

望む暮らしとしては、難しい状況の中で、
スタッフが利用者の声を聴こうとし、
利用者の存在を大切にし、
利用者の思いに向き合おうとすることで、
難しい状況の中でも、
安らかに笑い、落ち着いて時を過ごす利用者が生まれる。

このことは、
ある意味「奇跡」です。
生活施設で働くみなさん、
皆さんは奇跡を起こす力を持っています。
胸を張ってください。

そして、
胸を張れるよう、
新しい奇跡を起こせるように、
丁寧に仕事をし続けてください。

本日は、ありがとうございました。

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