2013年9月13日金曜日

何のために、何をきくのか


今日は、
広島県介護支援専門員協会の
“気づきの事例検討会”の研修でした。

去年も呼んでいただいたのですが、
昨年は、
午前中に「なぜ事例検討会をするのか?、“気づきの事例検討会とは何か”」
という講義をして、
午後からは、DVDを見て形を学んでもらうこと粗しました。

今日の研修に、昨年度も受講した人がいるということで、
午前中は、昨年と同じ内容のことを喋ったのですが、
ごごからは、
クライアントの発した情報から
何が分かって、何がはっきりとしないのか、
そこから、何のために、何をきくのか?

要するに
面接や事例検討会で質問をするときに
どういった目的のために、
何を知りたいのか。
それをどのように尋ねるのか。
という演習でした。
(昨日書いたパワーポイントを使って・・・)

アセスメントとは、
課題解決のためにその人のことを知っていき、
課題を明確にするために質問をする。
調べるというとぴったし来ないのかもしれませんが
情報を取得するわけです。


研修終了後、新幹線まで時間があったので、
(昨年は、平和記念公園と原爆ドームに連れて行ってくださいました)
広島県協会の方が、
「稲松さんは“ABCC”ってご存知ですか?」ときかれたので、
「知りません」といったところ、
説明くださり、
その施設がある(あった)ところへ連れて行ってくださいました。
ABCCとは、アトミック ボム カジュアルティ コミッションの略で、
原爆傷害調査委員会のことです。
戦後すぐにアメリカ軍が立ち上げた調査機関です。

被ばくされた人を、半ば強制的に調査(検査)を行い、
原爆が人体に与える威力を調べたそうです。
治療目的ではありません。
あくまでも、原爆の威力を知るために人体の検査(調査)を行ったです。


現在、放射線影響研究所として当時の建物が残り
研究事業がなされているとのことです。
どうか、現在の研究は福島での被ばく者の救済や治療の目的に充てられることを祈りながら、

何のために(何の目的で)、何を知るのか。
このことは大切なことを感じました。

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