2013年9月8日日曜日

「なせば成る」は闇雲にやるのではない。


今日は、
「日本プライマリー・ケア連合学会
第27回 近畿地方会」が
兵庫医療大学でありました。
兵庫県介護支援専門員協会も担当講座があり、
「最後まで“その人らしく”を支える~ケアマネジメントという連携調整機能を考える~」
というテーマでシンポジウムを14:00~16:20に行いました。

在宅ホスピスに取り組むリーダー的存在の医師、
在宅ホスピスのチーム連携システムを広げる実践を行っている医師、
在宅ホスピスに関する実績の豊富な訪問看護師、
在宅ホスピスに取り組んでいるクリニックのケアマネジャー
以上4名のシンポジストに
稲松がコーディネーターというポジションでした。

以下、シンポジウムで語られた言葉より

「その人らしさを支えるとは、その人の大切にしてきたものを最期まで守り抜くこと」

「その人の大切にしてきたものとは、日常の些細なこと」
例えば、
「馴染みの蕎麦屋に行く」
「贔屓にしているちび玉のビデオを見る」
「山芋の短冊の切り方は1センチ×3センチ」
「来客には自分で建てたコーヒーを振舞う」
等々、、、

「ガンになるまでにも様々な病気と出会ってきた。何時も病気に負けてはいない」
病気に負けないとは、病気を克服して治療することとイコールではなく、
病気の状態であっても、自身の大切なことを守るということ。

「大切なことは、患者(利用者)の想いを聴き、“知る”ということ」
「連携とは、それぞれ知り得た情報を共有すること。コミュニケーションとるということ」

「なせば成る」
とは
「ただやみくもに突き進むのではなく、
しっかりと情報を共有し、ゆだね合える関係を作りえた時に
できそうになかったことが、できてくること」

素敵な学びの時間でした。

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