神戸市シルバーサービス事業者連絡会のケアマネジャー部会の研修でした。
テーマは、
「あなたは質問力がありますか? PART2」
実は、昨年も同じテーマでお話しさせていただいたのですが、
事務狂句の方がおっしゃるに、好評だったとのことで、
今回、続編をお願いしますとご依頼を受けました。
昨年、
ケアマネジメントの基本的なお話をさせていただき、
「クライアントに対して、基本を丁寧に実践していくことが大切で、
その中から、質問力が育ってくるのであって、
こんな質問をすれば、必ずクライアントが心を開いて
色々とお話ししてくれる。魔法の質問はありませんし、
意識も、努力もせずに質問力は向上しません。」
と、申し上げたのです。
ところがその続編とお願いされたので、
「どのように考えて質問を作るのか」
ということをお伝えするしかないと思いまして、
渡部律子先生の「高齢者援助における相談面接の理論と実際(第2版)」医歯薬出版、2011
の中にお示しいただいている演習を用いて、
学びの時間を共有しました。
質問するには、
何のために質問するのか?を明確にすることが必要です。
例えば、
・私たちが面接するのは「クライアントの自立支援」のため、
・自立支援のために、クライアントの抱える問題の現状、その背景、クライアント自身の思い、家族の思い
・クライアントの力、家族等の力、その他の支援の利用可能性
等を知る必要があります。
その情報を得るために、
クライアントに話してもらい、
その聞いたことを確認したり、
さらに、詩s利たいことを質問します。
ということは、
面接の中で、
「今の会話で、何が分かって、何がまだわかっていないのか」
ということを意識することです。
先ずは、そこのところが初めの第一歩です。
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