2013年9月20日金曜日

質問力


昨日は、
神戸市シルバーサービス事業者連絡会のケアマネジャー部会の研修でした。
テーマは、
「あなたは質問力がありますか? PART2」

実は、昨年も同じテーマでお話しさせていただいたのですが、
事務狂句の方がおっしゃるに、好評だったとのことで、
今回、続編をお願いしますとご依頼を受けました。

昨年、
ケアマネジメントの基本的なお話をさせていただき、
「クライアントに対して、基本を丁寧に実践していくことが大切で、
その中から、質問力が育ってくるのであって、
こんな質問をすれば、必ずクライアントが心を開いて
色々とお話ししてくれる。魔法の質問はありませんし、
意識も、努力もせずに質問力は向上しません。」
と、申し上げたのです。

ところがその続編とお願いされたので、
「どのように考えて質問を作るのか」
ということをお伝えするしかないと思いまして、

渡部律子先生の「高齢者援助における相談面接の理論と実際(第2版)」医歯薬出版、2011
の中にお示しいただいている演習を用いて、
学びの時間を共有しました。

質問するには、
何のために質問するのか?を明確にすることが必要です。
例えば、
・私たちが面接するのは「クライアントの自立支援」のため、
・自立支援のために、クライアントの抱える問題の現状、その背景、クライアント自身の思い、家族の思い
・クライアントの力、家族等の力、その他の支援の利用可能性
等を知る必要があります。

その情報を得るために、
クライアントに話してもらい、
その聞いたことを確認したり、
さらに、詩s利たいことを質問します。

ということは、
面接の中で、
「今の会話で、何が分かって、何がまだわかっていないのか」
ということを意識することです。
先ずは、そこのところが初めの第一歩です。

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