2014年3月31日月曜日

地域ケアの連携を作る


28日の午後、芦屋で「地域包括ケアフォーラム あしや」に参加しました。

29日は、宝塚市末成小学校地域まちづくり協議会の地域見守り活動学習会でした。


昨今は、地域包括ケアシステムの構築や地域ケア会議の開催と

地域ケアの話題があちこちで聞かれます。

私は講師やコメンテーターで呼んでいただく機会もありますし、

参加者としてお話しを伺う機会もありますが、

いつも思うことは「関わることへのモチベーションとエネルギー」です。


地域に関わるということは、人と関わるということです。


地域にはいろんな人がいます。

一人の人が生きて(生活して)いるということは、

周囲のたくさんの方と関わっているということだし、

関わるということは一方通行ということはなくて

お互いに影響し合っています。

「お互いに」ということは「お互い様」ということなので、

上下関係ではなく、横並びなのです。


芦屋市のフォーラムで地域における見守りケアの寸劇がありました。

とても楽しく、地域で認知症高齢者をいかにサポートするのかを

ニーズの発見から、多職種で共働していく過程をおもしろく、解りやすく見せてくださいました。

寸劇という手法は、地域での取り組みではよくあるのですが、

地域包括支援センターの職員が役者としてかかわるケースが多いように感じます。

今回は、それぞれの役どころをマジその人が演じる。

民生委員役の方は、実際の民生委員。

保健師役は、ホンマモンの保健師。

主任ケアマネジャーも社会福祉士も、

クライアント役とその娘役以外は、全部本物。

歯科医師も、現役バリバリ開業の歯医者さんです。


末成小学校地域の学習会は、

ボランタリーに見守り活動を行っている自治会の方々が運営開催していて、

実践発表の後、講義とワークショップで実践への具体的な学びが目標です。

ここにも地域の様々な方々が参加されていました。


こういった取り組みの積み重ねが地域での連携を育んでいくのだろうと思います。

そこでは当たり前のように色々な方々(多職種・多立場)の方が関わります。

お互いが対等な立ち位置で、関わろうという姿勢が必要です。

その下地作りをせずに、連携するために人を集めても有効な実践には育ちにくいのではないでしょうか?

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