2014年2月12日水曜日

オープンな関係性を作る


今日は、

兵庫県の主任介護支援専門員研修Bコースの6日目。

今日から対人援助者監督指導と事例研究指導法の

演習部分が始まります。

兵庫県では当初から“気づきの事例検討会”について学びを深めることで

主任ケアマネジャーに必要な支援者支援の実践力を学ぼうと取り組んでいます。


そこで必要になる力の一つに「オープンな関係性を作る力」があります。

オープン、すなわち相手が構えなくていいような雰囲気づくりです。

相手に相談しようと思ったときに、

その相手が、威圧的だったり、否定的な態度だったりすると

相談しようとする方は、語りたい情報を十分に伝えられないかもしれません。


なぜなら、まずは聴いて欲しいし、避難や否定をされたい人は福ないからです。

よくいうバイステックの原則のような態度が求められます。


主任ケアマネジャーの研修でもグループワークがたくさんあります。

グループで個々の意見を共有したり調整したりする場合に

グループ内で、「聴いてもらえる。」

「攻められるのではなく、率直にフィードバックがもらえる。」

といった、雰囲気が作れることが必要です。


研修の中で、日によってはグループを再度編成しなおしたりしながら

グループワークを繰り返すのは、

そういった雰囲気を作り出すためのトレーニングの意味もあります。

「グループワークは苦手だわ。」という方にときおりで会いますが、

対人援助におけるコミュニケーションのためには

必須の力でもあります。

あせらずに取り組んでいただければと思います。

0 件のコメント: