兵庫県の主任介護支援専門員研修Bコースの6日目。
今日から対人援助者監督指導と事例研究指導法の
演習部分が始まります。
兵庫県では当初から“気づきの事例検討会”について学びを深めることで
主任ケアマネジャーに必要な支援者支援の実践力を学ぼうと取り組んでいます。
そこで必要になる力の一つに「オープンな関係性を作る力」があります。
オープン、すなわち相手が構えなくていいような雰囲気づくりです。
相手に相談しようと思ったときに、
その相手が、威圧的だったり、否定的な態度だったりすると
相談しようとする方は、語りたい情報を十分に伝えられないかもしれません。
なぜなら、まずは聴いて欲しいし、避難や否定をされたい人は福ないからです。
よくいうバイステックの原則のような態度が求められます。
主任ケアマネジャーの研修でもグループワークがたくさんあります。
グループで個々の意見を共有したり調整したりする場合に
グループ内で、「聴いてもらえる。」
「攻められるのではなく、率直にフィードバックがもらえる。」
といった、雰囲気が作れることが必要です。
研修の中で、日によってはグループを再度編成しなおしたりしながら
グループワークを繰り返すのは、
そういった雰囲気を作り出すためのトレーニングの意味もあります。
「グループワークは苦手だわ。」という方にときおりで会いますが、
対人援助におけるコミュニケーションのためには
必須の力でもあります。
あせらずに取り組んでいただければと思います。
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