2014年2月14日金曜日

中堅職員って?


今日は、

兵庫県社会福祉研修所の

老人施設中堅職員研修でした。

募集要項的には「在職3年以上の者」ということで、

3年以上の人が中堅職員という解釈です。

ちなみに、新任職員研修は「原則1年未満の者」ということです。


本日の一つのキーワードは「支援困難事例」

これは研修所の担当者からのオファーです。

もう一つのキーワードは「利用者・家族への対応」

こちらは受講全アンケートの結果、最上位だったテーマです。


かけ離れたテーマではなく、

基本的な知識や技術を丁寧に振り返ることで

考えることができるものです。


ところが研修を進めていくうえで

ひっかかってしまったことがありました。

基本的なことを振り返った後に、

少し、厄介な状況でのロールプレイを準備していたのですが、

そこに移る前に、

面接に関するコミュニケーションの基本的な部分を

さらっとお浚いして導入しようと、受講歴を確認したところ

受講生のほぼ全員が、

今までにコミュニケーションの基本的な部分の学びをしていないということでした。


ロールプレイをしようとすれば、

そこの部分の知識やある程度の技術面に関する部分は必須です。

稲松の勝手な思い込みでした。

中堅職員なら、どこかで当然学んでいるだろうって。


経験年数だけで測れない部分なんです。

もしかしたら泉温学校等で習ったかもしれないのですが、

卒業と同時に置いてきてしまったのかもしれません。


介護職員の賃金保障のために

各法人は介護職員のキャリアアップのシステムを作っているはずですが、

例えば、老人施設職員全体に共通した

新任、中堅、ベテランの枠組みが欲しいところです。


受講生の皆さんは、真摯に課題に取り組んでくださいました。

が、稲松の思い込みに反省でした。

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