「訳の解らんことを云う人なんです。」
というケースに時々で会います。
「訳の解らないこと」
これを言い換えると
「辻褄の合わないこと」
Cl:「自分の息子が戸棚の醤油を盗んだ。」
CM:「戸棚に醤油の便ありますよ!」
Cl:「中身だけ盗んでいきよるねん!」
とか、
Cl:「隣の人が、電波を送ってきて寝られへん!」
とか、
Cl:「夜中になったら、壁の中で子どもらが騒ぎだすの。」
とか、とか、とか、、、、
こういったことを総称して「訳の解らんこと」と表現しているのです。
これをもう少し丁寧にいうと、
「世間や、私の考えでは辻褄の合わないこと」
要するに、相手の中では辻褄が合っているのかもしれません。
例え、病的な原因があったとしても
クライアントが表現していえることは真実です。
意図的に見え透いた嘘をついている場合にでも、
そうする理由(根拠)があると言えます。
ただ、無意識的にそうなっている場合もあるので、
根拠をも含めて理解することは困難極まりなく、
ある意味不可能かもしれません。
でも、向き合い方は基本的に同じです。
特別な方法を、始めから考える必要はありません。
先ずは、批判非難せずに聴くこと。
そして、とりあえず受容すること。
できれば、共感すること。
言うときますね、
これらの三つのことは、
意識してトレーニングしないと、なかなか難しいですよ!
自分の枠の中に納まらないからといって、
単純に「訳の解らないことをいう人」
と分類するのはやめた方がいいかもしれません。
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