2014年4月22日火曜日

訳の解らないことを云うクライアント


ケアマネジャーさんのケース相談で

「訳の解らんことを云う人なんです。」

というケースに時々で会います。


「訳の解らないこと」

これを言い換えると

「辻褄の合わないこと」


Cl:「自分の息子が戸棚の醤油を盗んだ。」

CM:「戸棚に醤油の便ありますよ!」

Cl:「中身だけ盗んでいきよるねん!」

とか、

Cl:「隣の人が、電波を送ってきて寝られへん!」

とか、

Cl:「夜中になったら、壁の中で子どもらが騒ぎだすの。」

とか、とか、とか、、、、


こういったことを総称して「訳の解らんこと」と表現しているのです。


これをもう少し丁寧にいうと、

「世間や、私の考えでは辻褄の合わないこと」

要するに、相手の中では辻褄が合っているのかもしれません。

例え、病的な原因があったとしても

クライアントが表現していえることは真実です。

意図的に見え透いた嘘をついている場合にでも、

そうする理由(根拠)があると言えます。

ただ、無意識的にそうなっている場合もあるので、

根拠をも含めて理解することは困難極まりなく、

ある意味不可能かもしれません。


でも、向き合い方は基本的に同じです。

特別な方法を、始めから考える必要はありません。


先ずは、批判非難せずに聴くこと。

そして、とりあえず受容すること。

できれば、共感すること。


言うときますね、

これらの三つのことは、

意識してトレーニングしないと、なかなか難しいですよ!


自分の枠の中に納まらないからといって、

単純に「訳の解らないことをいう人」

と分類するのはやめた方がいいかもしれません。


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