有料老人ホームを経営する大阪の会社に、
ケアマネジャーさんたちの研修打ち合わせに行きました。
有料といえども施設ケアマネジャーは一人職場です。
ただ、「この会社すごいなぁ」って感じたのは、
いくつかあるホームのケアマネジャーさんが
定期的に集まって事例検討会等を実施していること。
素晴らしい取り組みを既にされています。
が、
なんかすっきりしない。
不安が軽減されない。
こういうことは時々聴きます。
事例を振り返るときに、
支援の方法や結果だけを振り返っても
なかなかスッキリしません。
ではどうするのかというと、
「どのようなアセスメントをしたのか?」から振り返ることです。
なぜなら、支援の方法や、その結果は
アセスメントに基づいているはずだからです。
アセスメントとは「査定」という意味です。
例えば、ご自身の車を査定してもらったとして、
思ったよりかなり低い査定額が提示されたとすれば、
査定内容を尋ねるでしょう。
ボディの傷や内装の汚れ、エンジンの傷み等々について
査定結果を聞かされれば、しぶしぶでも納得するんですよね。
クライアントさんやご家族でも同じです。
なぜ、この支援計画なのか?
その根拠が分りたいはずです。
その部分を共有せずに支援するということは、
結局、一方的な支援といわざるをえないと感じています。
アセスメントとは、根拠ですから、
困難だと感じる事例を振り返るときにも、
大本になる根拠の部分から振り返る必要があるのです。
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