2016年5月23日月曜日

“アセスメント”とは根拠です。


今日は午前中、

有料老人ホームを経営する大阪の会社に、

ケアマネジャーさんたちの研修打ち合わせに行きました。


有料といえども施設ケアマネジャーは一人職場です。

ただ、「この会社すごいなぁ」って感じたのは、

いくつかあるホームのケアマネジャーさんが

定期的に集まって事例検討会等を実施していること。

素晴らしい取り組みを既にされています。


が、

なんかすっきりしない。

不安が軽減されない。


こういうことは時々聴きます。

事例を振り返るときに、

支援の方法や結果だけを振り返っても

なかなかスッキリしません。


ではどうするのかというと、

「どのようなアセスメントをしたのか?」から振り返ることです。

なぜなら、支援の方法や、その結果は

アセスメントに基づいているはずだからです。


アセスメントとは「査定」という意味です。


例えば、ご自身の車を査定してもらったとして、

思ったよりかなり低い査定額が提示されたとすれば、

査定内容を尋ねるでしょう。

ボディの傷や内装の汚れ、エンジンの傷み等々について

査定結果を聞かされれば、しぶしぶでも納得するんですよね。


クライアントさんやご家族でも同じです。

なぜ、この支援計画なのか?

その根拠が分りたいはずです。

その部分を共有せずに支援するということは、

結局、一方的な支援といわざるをえないと感じています。


アセスメントとは、根拠ですから、

困難だと感じる事例を振り返るときにも、

大本になる根拠の部分から振り返る必要があるのです。



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