2016年5月25日水曜日

ボランティアも専門性が必要


今日は自宅でゴソゴソ仕事でしたが、

午後、ちょこっと横になったつもりが爆睡してしまいました。(苦笑)

そんな中、ボランティア養成講座のレジュメを作成していたのですが、、、


最近の高齢者福祉でも、障害者福祉でも

「地域」「互助」というキーワードで、

様々なボランティアの養成講座が開催されています。

そこで感じるのは、ボランティアをしようと思う方の意識です。

ボランティアという言葉は広く知られるようになって、

実際に行いたいという人も増えていますが、

活動するからには基本的な考え方が必要だと思います。


昔から言われる、
・自発性
・無償性
・福祉性
に加えて、
・継続性
・地域性
などです。特に、福祉性の部分。

最近、稲松がかかわる講座では、

「傾聴」であるとか「地域支援」等々の即実践のようなものが多いのですが、

社会福祉の基本的な考え方は学んで欲しいと思います。

「自立」「自己決定」の考え方や

「利用者本位」「秘密保持」とうのモラル(もはやルール)、

は押さえて欲しいと感じています。


「地域包括システム」の確立には、

ボランティア、地域住民活力といった

インフォーマルな支援は不可欠ですし、

個別支援でも、地域活動支援でも、

バラバラな活動ではなく、

チームを形成して活動することが必要です。

そうなれば、守秘義務等の倫理の学びは絶対に必要です。


熊本と大分の震災支援ボランティアも、

何も学ばずに、それぞれが勝手に現地で活動すれば、

結果は芳しいものにならないはずです。

経験から学ぶ実践を積み重ねるタイプの人は、

本当に謙虚さが必要ですし、

活動の振り返りによる学びも必要でしょう。


各種団体、社協等での

各種ボランティア養成講座で、

社会福祉のベースの部分もしっかり伝えていただきたいと思います。

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