2016年5月26日木曜日

愚痴だって、役に立つこともある。


新年度になって

2ヶ月が過ぎようとしています。

フリーランス講師(私だけかもしれませんが)は、

この2ヶ月間は、比較的緩いスケジュールです。

お世話になる多くのクライアントが、

新年度早々に研修事業を組みにくいからです。


組織に属していた頃は、

年度をまたいで、予算決済の時期ですし、

新たに動き出した新年度の一つのポイントです。

新しい環境になじめない人が出てくるのも

この時期が最初です。(5月10日の木の芽時です)

精神的に病まないまでも、

様々な、不平不満が出てきます。

ここで、それらの愚痴をどのように聞くかは、

その後の実践に大きな影響があります。


愚痴は、非建設的で、取るに足らない戯言。

そう思ってませんでしょうか?

確かに、ただただはき出したいという理由で

文句を言っている人も居るかもしれません。

しかし、傾聴してみると

発言される文句の中には根拠があって、

客観的に分析すると、

組織の課題や目標、対応方法に対する示唆を含んだものもあります。


愚痴が出てきたときにも、

基本は、まず傾聴です。

それも「言い返してやろう」と聴くのではなく、
(そもそも、それは傾聴とはいえないけれど、,,)

しっかり聴いた上で、傾聴するだけでどうすることもできない内容か、

現状を分析して、今後の運営や活動実践につなげるのか、

整理することが必要です。


利用者の苦情が、サービス向上の種になるように、

スタッフの愚痴が、業務改善の種になることもあると思います。




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