2016年6月23日木曜日

事例検討会はグループワーク、みんなの力で!


今日は主任介護支援専門員研修の演習指導でした。

事例検討会を実際に行ってもらいました。


初めて経験する方も居られる上に、

観察者が付くのですから

「緊張しないでね」っていっても無理なことですよね。


本日のグループに参加された方は、

「気づきの事例検討会」のルールを守り、

再アセスメントを意識して、

事例提供者も司会、検討者も丁寧に取り組んで居られました。


事例提供者が、自身の事例を説明し終わった後に

ペットボトルのお茶を口にされました。

緊張もするし、ずっとお話しされていたので当然です。

そこで司会の方が、提供者に向かって

「大丈夫ですか?」と優しく言葉をかけられました。

司会の方も初めての経験だそうです。が、

個々までの配慮ができるのは素晴らしい物です。


ただ、検討会が終了してからのコメントで、

「司会だから、皆さんに迷惑をかけないように、ちゃんとしなければ」

と、かなりのプレッシャーを感じておられたようでした。

このことも、当たり前のことですし、

端から、「適当にやっちゃえ」と思われたら困ります。


でも、司会一人で背負い込むことはありません。

事例検討会は、いわばグループワークですから、

グループの力を信じることも必要です。

提供者も、検討者も、司会者も、

みんなで力を合わせて進めていく意識は大切です。


そして、

地域で展開していく場合には、

そういった関係性を作り上げていくことも

意識していただければと感じました。

「気づきの事例検討会」では、実践力の向上を目指すのですが、

それだけではなく多くの期待できる要素を含んでいます。

その一つに、信頼でき、前向きな仲間作りもその要素の一つだと考えています。


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