前期15回の「ケアマネジメント論」
本日は12日目、お題は「モニタリング」です。
シラバスの前半は、定義や歴史的なこと、目的や意義、機能、介護保険とのこと、支援の対象等々
に加えて、ざっとプロセスの話もします。
そして後半に、プロセスそれぞれの詳細を説明し、
最終的に事例を見ながら学ぶといった構成です。
「モニタリング」:「監視」と訳せますが、
日本語ではイメージがきついので「確認・評価」といった言葉を使っています。
要するに、計画通りのサービス提供やサポートがされているかの確認作業(監視)
支援の効果の有無に関する確認・評価。
クライアントの生活に変化が生じていないかの確認。
といったことを行う過程です。
そして、その結果、再アセスメントに戻り、プロセスは円環で継続する。
という風に説明されます。
さて「アセスメント」は「インテーク」から始まっていると言われます。
確かにその通りです。
「インテーク面接」を特出しするのは、
契約のための、スクリーニングや援助関係形成(心理的サポートによる)部分が必要だからです。
もちろん援助関係づくりはすべてのプロセスで必要ですが、、、
では「モニタリング」はどうでしょうか?
私は「モニタリング」もまた「アセスメント」に含まれると感じていいます。
なぜなら「モニタリング」とは、開始された支援が一定期間経過したポイントでの
クライアント本人、人的・物的環境等の再評価であるからです。
詳しくいえば「支援を受けたことで、本人の身体的・心理的・社会的要因がどのように変化したのか?
計画通りに好転したのか?または、リスク面が表面化したのか?
環境面はどうなのか? 家族は?」といった情報の評価は、
すなわち支援を掲示区する上でのアセスメントに他ならないと考えるのです。
「モニタリング」で、単に「できたか」「できなかったか」を見るのではなく、
支援の結果、もしくは支援を行ってきた時間の中で、
どのような状況が起こっているのか?
という視点が求められると感じています。
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