2016年6月25日土曜日

相手と、思いや考えが異なることを恐れない


昨日の夕方と今日の午前中、

兵庫県北部、但馬地方の養父市大屋にある

障害者支援施設「琴弾の丘」さんで研修でした。

テーマは「対人援助の基本的な部分」で、

目標やポジショニング、価値・倫理、原則についてのお話しです。


稲松の研修を受けたご経験のある方は、

「受講生を次々に当てて、質問するスタイル」

と想像されるでしょう。

今回もその通り、当たりです。


今回も「正解はありませんので、稲松の質問に対して、

ご自身で考えて言語化された物はすべて回答ですよ、それでいいですよ」

と伝えるのですが、

皆さん真面目に「稲松の求めている答えをいわなければ」と思われているようです。

「相手の求めていることに答える」ことは、

対人援助職者にとって重要な資質かもしれません。

が、

「質問された内容について、自分がどのように思うのか」ということは、

もっと重要です。

そして、その内容を自身の言葉で言語化することもとても大切です。

もしそれが、稲松が求めていた物と異なっていても構わないのです。

そこからコミュニケーションをとって、

お互いの考えを理解し合えばいいのですから。


考えや、思いが異なることを恐れない。

これって、人間関係を築いて居行くときに結構大切なことですよ。

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