兵庫県北部、但馬地方の養父市大屋にある
障害者支援施設「琴弾の丘」さんで研修でした。
テーマは「対人援助の基本的な部分」で、
目標やポジショニング、価値・倫理、原則についてのお話しです。
稲松の研修を受けたご経験のある方は、
「受講生を次々に当てて、質問するスタイル」
と想像されるでしょう。
今回もその通り、当たりです。
今回も「正解はありませんので、稲松の質問に対して、
ご自身で考えて言語化された物はすべて回答ですよ、それでいいですよ」
と伝えるのですが、
皆さん真面目に「稲松の求めている答えをいわなければ」と思われているようです。
「相手の求めていることに答える」ことは、
対人援助職者にとって重要な資質かもしれません。
が、
「質問された内容について、自分がどのように思うのか」ということは、
もっと重要です。
そして、その内容を自身の言葉で言語化することもとても大切です。
もしそれが、稲松が求めていた物と異なっていても構わないのです。
そこからコミュニケーションをとって、
お互いの考えを理解し合えばいいのですから。
考えや、思いが異なることを恐れない。
これって、人間関係を築いて居行くときに結構大切なことですよ。
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