2016年6月9日木曜日

「互近助」という関係づくりのために、やはり「挨拶」


今日は、

東灘区の社会福祉協議会の主催

「アシスト(よりそい)ボランティア養成講座」でした。

4回シリーズの3回目で「住民視点の支援」がテーマでした。


いつも通り、「自立」「QOLの向上」から、

利用者主体や自己決定のお話しを

できる限り噛み砕いてお話しさせていただいた後に、

「自助・互助・共助・公助」のお話しをさせていただきました。


その中で「互近助」の関係性を作るお話をしました。

これは小地域における互助機能を表す稲松の造語です。

昔の田舎では当たり前にあった関係性を、

コミュニティができていない現状において、

再構築するときのキーワードだと思っています。


ここで大切なのは、昔と同じものを作るのではなく、

「ボランタリーな意識で作れないか」ということです。

強制やお仕着せではなく。


そのためには、

やはり関係性を作ることから丁寧にやらねばなりません。

耕す作業です。

人間関係が希薄になっている現代社会においては、

耕す作業は想像以上に大変かもしれません。

だからといって重機を使って一気にということができないのが、

人間関係なんです。


「挨拶」という鍬で、

一鍬、一鍬耕していくことなしに

種をまく土壌はできないと思っています。

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