主人公の会社で、労働形態を変更する動きが描かれていました。
劇中の「あなたの暮らし」という雑誌は、
実際には「暮しの手帖」という名前で実在したものです。
刊行の目的は、「戦後の混乱した状況の中で「暮らしに役立つ」、
特に、女性のためになる雑誌を作りたい」というものでした。
戦後、25年近くたつと、
高度経済成長の中で、女性の暮らしも様相を変え、
核家族化の中で、働く女性が育児との両立で悩む状況が生まれてきました。
(それ自体は、残念ながら現状でもかなり存在する課題ですが、、、)
そういう時代の流れの中で社会情勢が変化するとき、
「女性のために役立つものを」という信念を守ると、
自らの方法を転換することもあるということです。
ドラマの中では、在宅勤務を導入する様な展開です。
このことは、1970年代においてはかなり先駆的ではないでしょうか?
社会福祉での対人援助を実践しようとするとき、
「その人らしい暮らしの実現」ということを目指すことは、
変化はなくても、
ライフスタイルや平均寿命、社会情勢の変化に伴って、
対応の仕方はますます多様化してくるのかもしれません。
介護ロボットの研究開発も
そういった意味では興味深いものといえるでしょう。
その状況に合わせて、新たな社会資源を活用する。
等の対応の変化は当たり前のことです。
新しいことが出てきて、選択肢が増えるのだといいのですが、
それにしか頼れない状況というのはどうなのでしょう?
生活場面での選択肢は、多い方が質は高いと思いますが、
「最終的に選択するのは本人である」ということは
忘れてはならない原則であり、
それを求めていくことが理念だと思います。
2 件のコメント:
わたしも夫が亡くなった時は、子どもたちがまだ小さかったので、高熱を出してもすぐに帰ってやれなかったことや、仕事を休んで看病してあげれないことがありました。時々思い出して、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。今はこどもたちも大きくなったので、休むこともなくなりましたが、職場には小さいお子さんを保育園に預けて働いてるお母さんがたくさんいます。「迷惑かけてはいけない」っていう気持ちに、「迷惑かけてもいいよ!」って声をかけてあげれる余裕を持ちたいと思います。
親愛なる 茉莉さま
コメントありがとうございます。
茉莉さんのような考え方の方ばかりだといいですね。
男性だけではなく、女性も結構そう思っている方もまだまだ存在していて、
女性の足を女性が引っ張っているのも悲しいことです。
やっぱり、お父ちゃんがどれだけ親業できる・する。かが大切ですね。
稲松
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