2017年2月19日日曜日

支援の取り組みを発表すること

昨日は、神戸聖隷福祉事業団の総合研修「研究発表」会があり、審査員ということで呼んでいただき発表を聴かせていただきました。

18題の様々な内容でした。集団に馴染めない3歳9ヶ月の女の子の一般の保育所に笑顔で通えるまでの支援や、公路生活者の就労支援、特養の拘束廃止支援、、、等々。

成功事例だけでなく、「試行錯誤の末少し前進できたかしら?」というものも。

しかし、全ての事例がそのプロセスにおいて「観察し」「考え」「計画し」「共有し」「実践して」「評価・振り返る」を丁寧に行なっているものでした。


事例検討会でもそうなんですが、実践したことを振り返り、言語化して発表することは大切なことです。

自分だけで振り返ると、どうしても結果に目が行き「できていなかったところだけを反省したり」逆に「上手くいったところを拾って評価したり」することがあるからです。

プロセスを振り返り、言語化して発表するところに意味があるのです。

生活支援はプロセスの支援だからです。

プロセスを振り返り、検証することで気づきが生まれ、次の実践に行かされるからです。

「経験知」とはそういものだと思います。

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稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
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