今日は午後から、新任民生委員児童委員研修の第6弾。と晩方に社会福祉施設の介護職員(在宅支援メインで)さんの研修、二本立てでした。
午後からの研修テーマは対人援助の基本視点です。
晩の研修のテーマは「身体拘束廃止等について」でした。
午後からの研修では当然ですが、晩の研修でも「利用者が支援関係の主体であること」を丁寧にお話しします。
身体拘束とは「援助者側の都合で利用者の動きを封じ込めること」で、その行為は「援助者が主体」になっているからです。
要は、身体拘束も含めて虐待というのは対象者を支配する、すなわち援助者主体の現れなんです。
福祉援助に関する様々な研修で、基本的なことにもっと時間を割き、力を入れて欲しいと思うのは こういった理由からです。
その人らしい暮らしを支援すると言う表現も、利用者主体ということです。
その実践のために、基本的な知識を学び、技術を身につけたいのです。
これらのことを押さえずに、手技などの技術を学んでもおおよそ使えるものにはならないと考えますが、如何でしょうか?
利用者主体ということをサラッとではなく、もっと重く受け止めて、学ぶというか、カラダに染み込ませて欲しいと思います。
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稲松 真人(いなまつ まこと) 兵庫県対人援助研究所 主宰
〒675-0146 兵庫県加古郡播磨町古田1-3-41
Tel.&Fax.:079-437-9745
E-mail:macoto.inama@gmail.com
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