中播磨ブロック 姫路会場でした。
稲松がお話しする内容は毎回同じです。
が、先輩民生委員からの実践事例報告は
各地域で違う方が登壇されるので内容は異なります。
本日の民生委員さん報告を聞いていて「素晴らしい」と感じたこと。
<振り込め詐欺兼悪徳商法>
「注文したこともない商品が送り届けられて料金を請求された事例」について
対象者が不安になられて民生委員さんに相談の電話があったとのこと。
「直ぐに訪問し、対象者が不安であることを傾聴し、
ことの経緯を確認してから、消費者相談センターに電話をすることを提案し
ほん人の了解を確認してから電話をかけました」
まず、電話での声が尋常ではない「落ち着きのなさ」であったので
緊急(生命の危険ばかりが緊急では無い)を判断し、直ぐに訪問している点。
次に、傾聴してクライアントの不安に手当てしている点。
客観的な情報としての「ことの次第」を確認して具体的内容を把握している点。
専門機関である「消費者相談センター」にキッチリと繋いでいる点。
その際、本人に情報提供するだけでなく、相談の電話をかけることに関して
本人の了解を得ている(自己決定を促している)点。
この民生委員さんは、書道面接の基本的なことをさりげなく行い、
実践事例として報告しているのです。
対人援助の専門教育もトレーニングも受けていなくても
できる人が居ることに驚き、感心してしまいました。
もちろんコメンテーターとしてその辺りのことに関して
賛辞をお伝えしました。
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