芦屋市で、午後と晩と
それぞれ違うメンバーで事例検討会でした。
事例の振り返りをする際に、
その事例がいったいどんな事例だったかということを丁寧に振り返ろうとします。
この、「丁寧に」というところをどのようにとらえるかなんですが、
一つの事例は、
援助職とクライアントの出会いから、
そして、その後のクライアント理解から始まります。
なので、
検討会で振り返る際も
「援助者がクライアントと出会い、どのように理解していったか」
というところからみていきます。
そこで、
クライアントやそこに関わる家族の力を見ていくのですが、
そこで、援助者の癖が出てきます。
弱めに見積もる人と、強めに見積もる人。
援助したいタイプの人は、弱めに見積もる傾向があり、
本人たちに頑張ってもらいたいと考える人は、強めに見積もります。
この最初の見積もりは、直感的で主観的です。
入り口からできる限り、こういったバイアス(モノの見方の方より)を
排除できる方が、後々の支援の方向性を考えていくときに視点が偏らずに助かります。
そして、もう一つ考えなければならないのは、
客観的な力だけでなく、
そこに心理的な影響が加わることを加味する必要があります。
クライアントの力の見積もりは、
非常に多角的で総合的な情報による統合的な分析なのです。
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