大阪で要約筆記奉仕員の方のステップアップの研修会でした。
要約筆記者の資格制度がしっかりとしたものとなるために、
来年、資格試験の受験資格を得るための講座です。
私は、「コミュニケーションの基本的なこと」をお話しします。
ご存じのとおり、コミュニケーションは
情報を共有する過程そのものだし、
そのための伝達作業とも言えます。
そこには、通常(聴覚・視覚に障害がないものにとって通常)、
言語や準言語、非言語とレベルがあって、
言語そのものより非言語等のレベルが
ことのほか伝達機能を担っていることが知られています。
要約筆記というのは、
伝達のレベルということでいえば
言語という一番限られたレベルを用いて
演者であるスピーカーの話を耳の不自由なオーディエンスに伝達するという行為です。
スピーカー ⇒ 要約筆記 ⇒ オーディエンス
という具合です。
しかも、図を見ていただくとお分かりいただけますが、
その過程は一方向のコミュニケーションです。
要約筆記という支援活動が、
いかに専門的なスキルということがお分かりいただけたでしょうか?
昨日受講された皆さんが、
私見に無事合格され、
素敵な働きを続けられますことをお祈りしております。
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