神戸市の地域福祉ネットワーカーさんの事例検討会でした。
数年のモデル事業を経て、
今年度から各区社協に2名ずつ配置されています。
高齢、障がい、児童、貧困など問わず、
多問題の困難なケースに対応し
地域のネットワークを作り出すポジションです。
そのためには、それぞれのケースにおける支援者を
繋ぐ役どころが求められるのですが、
繋ぐためには、それぞれの事例で何が起こっているのか、
起こっていたのかを知っておく必要があります。
そこで問題解決を主目的にはしない、
(間接的には勿論そこがゴールではありますが、、、)
アセスメントの部分から実践を丁寧に振り返る作業を行う
「気づきの事例検討会」を導入したいと思い、
モデル事業のときから関わらせていただいています。
丁寧に、サポーティヴな検討を経て、
自らの支援を振返り、
どのように理解して関わって居たのかを振り返ることで、
どのような支援が、どこに、どのタイミングであれば
より効果的であったかが見えてきます。
そういった振返りの積み重ねで
地域の中でどのような資源が、
どのように連携していくことがより良いのか?
そのためにどのような仕掛けがあればいいのか?
さらに、どのような資源があればよりスムーズなのか?
そこに、本来のネットワーカーさんのポジションがあります。
そのためには、個々の事例を理解しようという視点が必要だと考えています。
プラス、事例を共に検討することで
課題や支援の方向性、ゴールを共有できるのです。
底が抜けるとチームの形成自体が揺らいでしまうとも感じています。
0 件のコメント:
コメントを投稿