2016年8月22日月曜日

連携するための事例検討


本日は、

神戸市の地域福祉ネットワーカーさんの事例検討会でした。

数年のモデル事業を経て、

今年度から各区社協に2名ずつ配置されています。


高齢、障がい、児童、貧困など問わず、

多問題の困難なケースに対応し

地域のネットワークを作り出すポジションです。


そのためには、それぞれのケースにおける支援者を

繋ぐ役どころが求められるのですが、

繋ぐためには、それぞれの事例で何が起こっているのか、

起こっていたのかを知っておく必要があります。


そこで問題解決を主目的にはしない、
(間接的には勿論そこがゴールではありますが、、、)

アセスメントの部分から実践を丁寧に振り返る作業を行う

「気づきの事例検討会」を導入したいと思い、

モデル事業のときから関わらせていただいています。


丁寧に、サポーティヴな検討を経て、

自らの支援を振返り、

どのように理解して関わって居たのかを振り返ることで、

どのような支援が、どこに、どのタイミングであれば

より効果的であったかが見えてきます。


そういった振返りの積み重ねで

地域の中でどのような資源が、

どのように連携していくことがより良いのか?

そのためにどのような仕掛けがあればいいのか?

さらに、どのような資源があればよりスムーズなのか?


そこに、本来のネットワーカーさんのポジションがあります。

そのためには、個々の事例を理解しようという視点が必要だと考えています。

プラス、事例を共に検討することで

課題や支援の方向性、ゴールを共有できるのです。

底が抜けるとチームの形成自体が揺らいでしまうとも感じています。

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