2016年8月25日木曜日

自身の言葉で語れることの意味


今日は、午前中に面接のお仕事でした。


対人援助のお仕事をされてきて、

自分の夢を持って、

利用者支援を試みてきたけれど

所属する組織の意向とは違ったり、

ご家族や他の専門職の意見との相違から不本意な結果となったりして、

とりあえず前向きな休養みたいな感じで退職されたのだけど、

対人援助職としてとして新たな仕事について方向性は定めたものの

一歩を踏み出すには、自身の存在があまりにも虚ろに思えて、

不安を抱えての相談でした。


内容的には、個人的なことであり

守秘義務の視点からもこれ以上はかけませんが、

不安で動けなくて、でも動きたくて、

私のような者に話をしに来てくださったのです。


よかったと感じることは、

ご自身の挫折や後悔を自身の言葉で語ることができたこと。

自信の次の方向性を見つけていて、そのことについても言語化できたこと。

未来像についての豊富だけでなく不安も語ることができたこと。


自身の言葉で言語化できると云うことは、

次の実践をかなり具体化できているのだと感じます。


この方は、既に次の歩みに向かっています。

次は「誰と繋がるのか」

そのための「一歩をどう踏み出すか」だけです。


私は、次に繋がるとプラスになるだろうと思われる人との糸口を作るだけ。

つながっていくのはご自身の仕事ゆえ。

後は応援していますし、お話を聴いて欲しくなれば、

またやってきてくださればよいと感じています。


自分の周囲や組織の流れには逆らえないときもあります。

ちょうど季節が移ろっていくように。

移ろう季節の中でも、

しっかりと大地を踏みしめて自身の描く未来予想図を目指して

ゆっくりと前向きに進むことです。

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