これから、事例検討会に出かけます。
高齢者の事例の多くは、中途障がいです。
今までの生活は、自身でこなしてきた。
若いときには、それなりに輝いていた頃もある。
(そうでない人も居ますが、身辺自立はできていた)
それぞれの物語があるわけです。
ところが、
脳梗塞で倒れたり、転倒骨折して動きづらい状況になったり、
日常生活が自信の力だけでは困難になる人が多いのです。
これまで自分でできていたことが、
一人ではできなくなる。
他者の支援がないとできない。
そうなったときに、自身を肯定的に捉えることはまず無理でしょう。
否定的になったり、悲観的になったりすることはごく自然なことだと思います。
そういったクライアントと関係を築くためには、
そのネガティヴな感情(情緒)やそこからくる態度を
まずしっかり捉え、受け止めることが必要だと思います。
そのために援助者は、自身の中に起こる感情(情緒)を吟味し、
そこでクライアントに示す態度をコントロールすることが求められます。
事例を振り返るときに、
表面上に起こった出来事のみに目を奪われすに
内面に起こった出来事、気持ちに眼を向ける
そういった視点が非常に重要であることを
認識してください。
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