昨今、傾聴ボランティアのニーズは高く、
施設などでも受け入れしているところが増えているようです。
また、各ボランティア養成講座の中でも"傾聴"は人気が高いようです。
講座に関わっていて感じることは、
「人の話を聴くだけの活動なので、誰でも簡単にできる」
と思っていらっしゃる方がいます。
そうといえばそうですが、相手のあることですし、
「話を聴くということがどういうことなのか」ということを知っておいた方が
相手に迷惑をかけずにすむと思います。
だから養成講座があるのです。
逆に、「人の話しを聴くのだから、きちんと勉強してやらないと
かえって迷惑をかける。簡単にはできないぞ」と気負い込んでいる方もおられたり、
何年か経験された方は、
「もっと、話を聴くことで相手のためになる方法があるのでは・・・」
傾聴ボランティアは、いわば「話し相手ボランティア」です。
専門家でもありませんし、ましてやカウンセラーでもありません。
相手の方と楽しくお話しをする時間を持てればOKです。
楽しくお話しするために、コミュニケーションの基本的なことや、
認知症についてや、福祉施設のことを少し学んでもらっているのです。
どうか肩の力を抜いて「会話を楽しむ時間」を作ってください。
勿論ボランティアですから、義務ではありません。
無理のない範囲で行えば良いのです。
最初は、少しチャレンジという意味では勇気が要るかもしれません。
そこは少し、顔晴ってみてください。
そして、少しだけ相手のために気遣う部分は持ってください。
必要なことはそれだけです。
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