2016年11月21日月曜日

痛し痒しの専門研修Ⅱの感想


本日は、介護支援専門員専門研修Ⅱの演習指導でした。

例の7つの科目事例について、

見直しに係る分析と解決策への視点へ繋げる演習。

そして、個別事例から地域課題への関連を知る演習です。


今日明日で、

「看取り等における看護サービスの活用事例」

「認知症に関する事例」

「入退院等における医療・多職種連携の事例」

の3つの課題に取り組みます。


テキストには、模擬事例も掲載していますが

厚労省の意向があって専門研修Ⅱでは

「極力、受講生の持ち込み事例で演習を行う」

というハードルもあります。


個々で問題となるのは、事例が揃わないということです。

例えば、受講生の中には「看取り」のケースを担当したことのない人も居ます。

そうすると事例は書けません。

予想通り「看取り等・・」の事例が足らないのです。


このようなときには「看取り」ではなくても

「看護サービス」を利用しているケースでも良いから

持ち込み事例で演習して欲しいという

厚労省の要望も確認されていることから

それで実施したのですが、

本来の「看取り等における看護サービスの活用」での

特徴を拾うことが難しく、

科目の狙いとしては演習の目的がぼやけてしまうのです。


こういった場合、

「看取り等の看護サービス事例」の特性を重視するのか、

「持ち込み事例」の生の情報を振り返ることを重視するのか、

二者択一、痛し痒しの感覚でした。


やはり、カリキュラムも含めてやり方を見直す必要を感じたのでした。

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