2016年7月27日水曜日

「伝える」というコミュニケーション力を鍛える


今日もケアマネジャー専門研修Ⅰの演習講師のお仕事。

専門研修Ⅰだけではなく、

ケアマネジャーの法定研修研修のほとんどは、

個人ワークとグループワークで進んでいきます。


模擬事例に対するアセスメントやそのプロセスの検証を

個人ワークで、考えてグループで共有し整理していく過程を繰り返すのがほとんどです。


グループ演習ではコミュニーションを取らなければ進みません。

相手の考えを聴き、理解して、そのことについて考察し、

考えたことや感じたことを伝える。

この作業を何往復も行うわけです。


相手の話を聴くという行為は大切です。
(稲松は、相談援助面接の基本は傾聴だと考えています)

が、自身の考えを伝えることだって同じように重要です。

そのためには、自分の考えたことは表出しなければなりません。


今日の帰りの電車の中で、

高校生とおぼしき男子二人がボックスタイプの優先座席の近くに立っていました。

ある駅で、その座席が一つ空いたのですが、その高校生は座りません。

「ほっほ~う、優先座席だからかな、、、」と思ってい見ていると、、、

赤ちゃんをだっこした女性が乗ってきていたのです。

その高校生を見ていると、

明らかに「その女性が座るべきだよね。」というそぶりですが、

ボックス席故に、その女性は空席に気づきません。

そのまま、数駅が過ぎ高校生も女性も降りていきました。


普通に思いました。

「なんで、声をかけへんねん?!」


ちゃんと自分の思いを伝えることしませんか?

コミュニケーション力が落ちてきていると感じた瞬間でした。


研修の講師をしていると、

ケアマネジャーだってじっと黙っている人をよく見かけます。

通常はよいと思うのですが、

ケアマネジャーはクライアントの代弁を担うのですから、

そこのところは鍛えておく必要がありますね。

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