2016年7月28日木曜日

様々なテーマを包含しているのがケース  ~ケアマネ研修新カリの演習指導をしてみての感想~


月曜日から4日間、

ケアマネジャー専門研修Ⅰの演習指導でした。

25日のブログにも書きましたが、

7つの科目に分けての事例を用いてのアセスメントやプランニング演習。

1科目、講義を含んでの4時間。

合計28時間。


一つ一つのテーマによる着眼点は分るのですが、

そもそも事例には様々なテーマが包含されています。

例えば、ターミナルケースで病院から退院

当然、医療との連携は必須ですし、在宅のケアで核を担われるのは看護職です。

もちろん、家族支援の視点も必要ですし、多様な社会資源が必要です。

こうやって見て、少なくとも4つのテーマが複合的に絡んできます。


この一つ一つのテーマを別々に4時間ずつやると、

事例の深まりは表層的だと感じました。

一つの事例で、4つのテーマについて押さえながら、

16時間かけてやる方が、詳細にわたるアセスメントの視点や

プランニングにおける留意点を考えられるように感じたのです。


しかも、受講生は同じような演習を繰り返すマンネリ感というか、

ストレスが軽減されて、強いては実践につながる学習効果があるように思います。


結局、ケアマネジメントにおいて、

「こういうケースは、こういう風に対応すれば

必ず効果が上がる」といったものはないのですから。

テーマによる特徴のようなものは同一事例でも伝えることは可能だと思うのです。


今の形の研修(演習)の方法は、

とても時間がもったいないように感じるのは私だけでしょうか?

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