午後から北播磨地区の「心配ごと相談員」さんの研修でした。
テーマは「相談援助と傾聴」です。
一般的に「相談」と聞くと「何かアドバイスしなければ」とか、
「問題を解決するために何かしてあげなければ」と感じやすいのですが、
まずは「聴く」ということからです。
相手が「何に困っていて」「どのように不安なのか」を聴き、
「どのようになりたいのか」「何がどのようになれば前に進むと感じているのか」を聴き、
「現状をどのように認識し、感じているのか」を聴き、
そして、自分の考えを入れずに、
もちろん否定や避難もせずに、とりあえず受け止める。
それとは別に、現状が客観的にはどのようになっていて、
関わっている他の人たちはどのように考え、感じているのか、
等々についても情報を得、そしてそれらの情報がどのように影響し合っているのかを考えます。
その上で、現状の何を動かしていけばいい方向に変わっていけるのか、
それを見立てた上で、あっとアドバイスや支援策に入っていけるのです。
そう、相談援助の入口は「聴く」ことから始まります。
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