「気づきの事例検討会」導入研修でした。
地域福祉のネットワーカーさんなので、
本来、地域課題を解決するために
地域の力(既存・新規問わず社会資源)を繋いでいく役割です。
個別のケースを解決したりすることは原則、お仕事ではありません。
ただ、ある意味、地域課題というのは個別ケースの課題の集積ですから、
個別課題をアセスメントする力がないと、
地域の課題には到達しないはずなのです。
そう考えれば、地域における多職種による事例検討会が必要になります。
高齢者の区分では地域ケア会議がそれに当たるのでしょう。が、
問題対処方で、解決策を導き出すことに主眼が置かれているために、
その事例のプロセスで何が起こっていたのかが検証されにくいのではないかと感じています。
ネットワーカーさんは、立ち位置から考えると
高齢者、障がい者、児童、貧困、その他生活困窮者の支援のためのネットワークづくりがお仕事ですから、
様々な事例を検討し、地域課題に結びつけることが求められます。
ということは、そんな簡単にネットワークは形成されません。
何せ、個別課題の集積と共有が必要ですから、
焦って形だけを作っても、それはネットであって
ネットワークにはなりません。
じっくりと取り組む方が得策と思われます。
急がば回れです。
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