2016年4月22日金曜日

譲ってはならないこと


NHKの朝の連ドラが「とと姉ちゃん」というのになって3週目に入っています。

父である竹蔵が亡くなって、舞台も既に浜松から東京の深川に移っています。

母の君子の実家は、深川の木場の老舗材木商で、

君子の母、主人公の祖母に当たる滝子(大地真央さん)が店を取り仕切る女将です。


今朝のドラマの中でのエピソード、

客からの注文は“木曽の檜”だが、手違いで“青森のヒバ”が来てしまう。

職人は素人の客には分からないから誤魔化そうとする。

そうしないと大損するからである。

その事に気付いた滝子は烈火の如くに叱って、

直ぐに木曽の檜にやりかえるように指示する。


老舗の暖簾を守るということは、こういう事。

客を裏切る事は絶対にあり得ない。

譲ってはならないことなのだ。


対人援助職はどうなのだろう?


クライアントを裏切る事はあってはならないこと。


これが価値であり、倫理なんだろうと思います。

その思いをつないでいかなければ、

老舗の暖簾というような伝統は育まれないのではないでしょう。


そのあたりを肝に銘じないと、

近いうちにケアマネジャーという仕事は消えて無くなるのでしょう。

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