2016年4月5日火曜日

花より団子…何かしなければならない症候群


本日から大学が始まりました。

前期15回:火曜日1限は「ケアマネジメント論」

もうすぐなくなる福祉コース故、

年々、履修する学生が少ない。

でも、昨年より2人多い。素直に嬉しい。


大学の話は関係なく、午後から明石の体育館の所に桜を見に行ってきました。

平日ですが、

家族連れや高齢者施設のお花見で結構な人出でした。

レジャーシートを広げて、お弁当の時間は終わってましたが、

おやつを広げて楽しそうです。

桜の花を見るよりも、

1~2歳児、3歳児くらいまでの子どもがちょこまかと走り回っているのを見る方が幸せなる稲松に対して、

一緒に行っていた連れ合いから「花より子ども」と云われてしまいました。



「花より団子」

そもそも本来の目的ではないことに目的がが移ってしまっていることをのたとえた諺です。

また、本らの花をめでるよりも、そこで食べるだんごが主になっている。

他の言い回しでは、「酒なくて何の己が桜かな」って云うのもあります。


車いすで輪になっている、どこかのデイサービスのお花見。

飲み物を飲みながら、「よう咲いとるねぇ」「ホンマに綺麗やねぇ」と語り合う利用者さん方。

スタッフの一人が「さぁ、歌でも歌いましょか!」といいながら歌詞カードを配り、

いきなり「さんはいっ!」・・・

はーるがきーた、はーるがきーた、どーこーにーきたー、、、、

歌い終わると、カードを回収して、次の歌の歌詞カードを配る。

別に、悪いこともなんともないのですが、

その所作が、事務的な感じがしたのです。

歌っている利用者さんも、それほど楽しいそうでもない感じで、、、

準備した歌詞カードが尽きて、

好きな人が「黒田節」を歌いだしたとき、

自然に手拍子が起こり、聴いている利用者も先程より楽しそうに見えました。


「花より団子」「酒、なくて・・・・」ですが、

団子や酒は楽しいのですよ!

「楽しむことより、プログラム」

プログラムが楽しければいいですが、、、

無理やり、何かをするよりも

ただただ満開の桜を眺める方が楽しいこともある。

何かしなければならない症候群から離れた方がいいなぁと感じたのでした。

「私も、施設に勤めていた時はあんな感じやったやろうか?」



0 件のコメント: