事例を一緒に振り返る作業を行っていて、
「なかなか思いが伝わらない」
という台詞を耳にします。
ケアマネジャーとしてクライアントさんに
「こういう風にすれば転倒が減りますよ」
「デイサービスに行けば安心して入浴できますよ」
って、正直に、素直に、クライアントさんのことを想って
提案(アドヴァイス)するのですが、
「いやぁ、もうちょっと考えてみますわ、、、」
「今は何とかなってるさかいに、、、」
という具合に二の足を踏むんです。。。
この時に、ふと思うことは、
「自分は『相手の伝えたいこと』に耳を傾けようとしているのか」
ということ。
「なかなか話してくれないんです」とあきらめてないだろうか?
「なぜはなしてくれないんだろう?」{どうしたら話してくれるんだろう?」
という視点を持たずに、あきらめていないだろうか?
クライアントと関係性を作ろうとしているのだろうか?
実は、関係性は双方向なので、
「伝わらない」ということも双方向なんです。
「自分の思いが伝わらない」の反対側に
「相手からの思いが伝わらない」が存在します。
そう、相手からしてみれば、
「自分の思いが伝わっていない」が起こっています。
まずは「聴く」という体制を整えて、
相手の伝えたいこと、
具体的に何が起こったかだけではなく、
どのような気持ち(どのように感じているか)も
聴こうとする姿勢があるかを検証することが必要だと思います。
「伝える」よりもまず「聴く」ことを意識してみてはいかがでしょうか?
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