2016年4月4日月曜日

人は変わることができる


「あの人は、ああいう人やから変えることはできない」

これは、ある意味正しいけど、

ある意味正しくないと思います。


正しいと思うのは、「他者を変えることはできない」という視点です。

よくいわれる

「他人と過去は変えられない」

ということです。


正しくないかもしれないと思うのは、

「その人は変わることはできない」という思い込みです。

頑固だと言われる爺さんを見て、

「絶対変わらへんよ!」という思い込み。

そういう風に感じているとしたら正しくないと思います。


逆に、人は変われずにいられるのでしょうか?

色々な環境の変化によって人は変化していかないでしょうか?

新年度に入って、異動等があって周囲の状況(字って気にも物的にも)が変わると

その変化に応じて多少なりとも変わらないでしょうか。

そうです。人間は周囲の変化に順応する力を持っています。


家族、友だち同士、職場内の上司部下、同僚等々、、、

そしてクライアント。

変えることはできないですが、変わる可能性は秘めています。

対人関係において、

相手を変えることはできなくても、

相手にとっての環境である自分は変えることができます。

自分を変えることに成功すれば、

相手はその変化に順応しようとして変化する可能性があります。

「自分と未来は変えられる」というやつです。

そう、人は変わることができます。


対人援助においての大前提は、

「人は変わることができる」ということを信じことだと感じています。

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