これは、ある意味正しいけど、
ある意味正しくないと思います。
正しいと思うのは、「他者を変えることはできない」という視点です。
よくいわれる
「他人と過去は変えられない」
ということです。
正しくないかもしれないと思うのは、
「その人は変わることはできない」という思い込みです。
頑固だと言われる爺さんを見て、
「絶対変わらへんよ!」という思い込み。
そういう風に感じているとしたら正しくないと思います。
逆に、人は変われずにいられるのでしょうか?
色々な環境の変化によって人は変化していかないでしょうか?
新年度に入って、異動等があって周囲の状況(字って気にも物的にも)が変わると
その変化に応じて多少なりとも変わらないでしょうか。
そうです。人間は周囲の変化に順応する力を持っています。
家族、友だち同士、職場内の上司部下、同僚等々、、、
そしてクライアント。
変えることはできないですが、変わる可能性は秘めています。
対人関係において、
相手を変えることはできなくても、
相手にとっての環境である自分は変えることができます。
自分を変えることに成功すれば、
相手はその変化に順応しようとして変化する可能性があります。
「自分と未来は変えられる」というやつです。
そう、人は変わることができます。
対人援助においての大前提は、
「人は変わることができる」ということを信じることだと感じています。
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